マンションを買って税金対策

高円寺お部屋探しコラム

先月から今月にかけて飛び込みのお客様で高円寺のマンションやアパートを購入したいという方がちらほらいらっしゃいました。
そこで本日は不動産会社らしく不動産投資のお話。
『マンションやアパートを買って税金対策を』という良く聞く不動産屋さんの常套句。
その本質について。

税金とは?
そもそも税金というものは『所得』からそれに掛かった費用『経費』を引いた『儲け』に掛けられるもの。
税金の種類は大まかに言うと2種類、国に納める『所得税』と市町村に納める『住民税』があります。
純粋な『儲け』×所得税率+『儲け』×住民税率=税金となります。

税金を減らすには?
所得税や住民税をたくさん払うと良い事があるのか?
はっきり言えば何もありません。※社会的に貢献しているという見られ方はあるかもしれません。
だとしたら幾らでも安く抑えたいのが本音です。
しかし所得を低くしたり、経費を不当に増やしては『脱税』という違法行為になってしまいます。
そこで登場するのが『マンションやアパートを買って税金対策を』の言葉
マンションやアパートを買って運用すると『損益通算』という魔法が使えるのです。

損益通算とは?
アパートやマンションを購入して得る利益や損失を『不動産所得』と言います。
所得から経費を引いた『儲け』に対してプラスマイナスできるのです。

損益通算できれば
たとえば4人家族で奥さんは専業主婦だとします。
給与所得で1500万円、所得控除などした後の『儲け』として課税所得金額で1000万円だとします。
儲けである1000万円に対して所得税は約177万円、住民税は約100万円になり
合計で277万円の税金になります。数字にして出すと割合として大きく感じますね。
もし600万円のマンションを購入したとしたら、儲けである1000万円から600万円を引けるのです。
そうすると儲けは1000万円→400万円になり、400万円に対して所得税と住民税が掛けられます。
結果、所得税は約177万円→約37万円、住民税は約100万円→約40万円になり
総額で200万円税金を抑える事が可能になります。

まずは初めにこの知識だけでも覚えておいていただければ。
不動産の売買に関してはまた次回♪